屋根の塗装

塗装の基礎知識

屋根の基礎知識

塗装をする事によって住まいの印象が美しく劇的に変わるのが「外観」です。ここでは外観の中でも大切な、屋根塗装施工前に知っておきたい屋根の基礎知識についてご紹介します。

屋根の大切さ

屋根によって、住宅の寿命は左右されるといってもいいほどの重要性を持っています。屋根は風雨や直射日光から住宅を守る重要な場所です。屋根にも寿命(耐用年数)があり、 特に自然の過酷な状況下さらされている屋根は、もっとも影響を受けやすい場所です。新築時は美しい建物も定期的に手を加えなければ、自然と老朽化してしまいます。普段はあまり目にしない場所なだけに、少しでも屋根を気にしてあげる事が大切です。

屋根塗装のポイント

屋根塗装を施工する上で一番重要にしている点は、現状の状態によってケレンや下塗りなどの下地調整です。正しい下地調整を怠ると数年後に剥離したり膨れたりすることがあります。近年多く施工されているスレート系平板瓦(商品名:カラーベスト、コロニアル)は、工場出荷時にライン装されていますが、耐久性は3~5年の塗料を使用されているのが現実です。

重要ポイント

下記の3つは最低限守らないとせっかくの屋根塗装が失敗しかねませんので、注意しましょう。

  • 塗料自体が持つ機能性・耐久性等の性質を最大限に引き出すことの出来る技術が重要になります。
  • 塗装の中でも環境条件が一番過酷な場所ですので、正確に見極める判断力が重要になります。
  • 見えないところだからこそ、安心の施工力が重要になります。

屋根塗装の目的

防水性
いい加減な塗装では性能を回復してもすぐにまた傷んでしまいます。防水性の低下は外壁や屋根の傷みの原因となります。
強度を回復
塗装工事を行う場合、下地処理という工程も同時に行うため、強度がアップし、雨風に強くなります。ヒビや剥がれを修繕すると同時に、補強をする効果もあります。

屋根塗装のメンテナンス

新築時に塗り替え不要という説明を受けた方もいるかもしれませんが、屋根は紫外線や雨の影響を受ける為に定期的なメンテナンスが必要となります。スレート瓦には2004年以前、補強材としてアスベスト(石綿)を使用したものもあり、防水性が切れると劣化が加速し、アスベスト飛散の影響が出ます。

屋根の種類

トタン屋根・折板屋根等の鉄板系の屋根材
焼き付け塗装されているので、一般的にはスレートに比べて近年では焼き付け塗装の技術や鋼板技術の向上により長持ちするようになりましたが、やはり鉄板系は錆びてくる為に塗膜での保護は重要になります。
セメント瓦系
素地であるセメント自体に防水性がない為、塗膜での保護が不可欠になり塗膜の耐久性が重要になります。
スレート瓦
軽量で耐震性に優れた素材ですが、防水性がなくなると急速に痛み始めるのが問題です。

屋根塗装の価格・料金の相場

屋根塗装の工事価格も、外壁の工事価格と同じで、価格差が大きいです。これはやはり人件費による違いが大きいと言えるでしょう。つまり、下地調整やケレンといた下準備をどこまで丁寧にするかといったことは、やはり人件費に反映されてくるということです。なかには相場を知らないだろうということで、高い金額を提示してくる悪徳業者もいるかも知れませんが、きちんとした仕事をする塗装屋さんは、それなりに金額も高いということはたしかです。そうしたことも考えながら、見積書の内容を比較してみてください。

屋根塗装の価格・料金の相場

では屋根塗装の工事価格・料金の相場は、実際いくらぐらいになると考えれば良いでしょうか。屋根材は多くの種類がありますので、合わせて考えると、混乱してしまうので、屋根材としていちばんポピュラーなカラーベストを想定して考えてみたいと思います。ではずばり言いますと、施工面積が60㎡ぐらいなら、市場価格の相場は㎡あたり4000円から5000円程度でしょう。金額にすると25万から30万円ということです。なおこれは足場を設置して必要な養生も行うことを想定し、上塗りの塗料はシリコンの中の上ぐらいのグレードを使用したと考えての金額です。またカラーベストの劣化もあまりひどい場合は、適正な補修をしなければなりませんので、単価は前後するかもしれません。最近では安く工事を請負うところが増えていますので、5000円前後というと、かなり高いと感じる方もいるかも知れません。しかし上記は塗装工程だけを抽出した㎡単価ではありませんので、例えば㎡あたり2000円前後におさまるような見積もりであれば、格安ですが、手間をかなり抑えているか、実は足場を省略しての提示金額かもしれませんので、必ず確認しましょう。